「感情をコントロールするレッスン」動画 その1 【腹が立ったときの解消法】
●フラクタル心理学講座「感情をコントロールするレッスン」
この動画講座はあなたの人生のなかに起きるいろいろなシーンでの解消法をお教えしています。一度これを学んでおくと、長い人生のどんなシーンも乗り越えることができるでしょう。また、友人や家族にアドバイスしてあげることもでき、とても喜ばれるでしょう。オンライン上でいつでも視聴できますので、あなたの大切な動画としてブックマークしてご利用ください。
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●その1【腹が立ったときの解消法】
家庭や職場で、「話を聞いてもらえない」「思いを理解してもらえない」と感じて、腹が立つことはありませんか? 意見を聞いてもらえないから、思い通りにならなくて腹が立つ。 こんな怒りを解消しましょう。「感情をコントロールするレッスン」一回目は、腹が立ったときの解消法を学びながら、フラクタル心理学の修正法の基本をあわせて学びます。
(動画の長さ 10:31)
※レッスンPDF(18ページ)をダウンロードできます
※動画のURLはダウンロードしたPDFファイルにリンク・記載しています
※動画の視聴期限はありませんが、最低保障期間を1年とさせていただきます
ビデオの後に、詳しい解説が!
ビデオをじっくりとよく聞いた後に、この解説を読むと、ビデオでなぜこのような修正をしているのかがよく理解できるでしょう。フラクタル心理学による修正は、感情の奥底の原因にまで届きます。
A 受講生Aさん
I 講師I先生
A 最近、友達がとても腹が立ったことがあったと言っていました。
I へえ。どんなことですか?
A 駐車場で、車に落書きされた、というんですね。
I それは腹が立ちますね。
A こういう場合、どうなんでしょうか。ビデオでは、「わかってもらえない」とか、「邪魔された」とかという言葉になっていますが、これはどう考えたらいいでしょうか?
I そうですね。その場合は、「大切にしてもらえない」という思いですね。
A ああ、なるほど。確かに自分の車を大切にしてもらえなかったということですよね。それから、こんな人もいました。「彼に些細なことで馬鹿にされて、すごく腹が立って、大げんかになった」という人です。これはどんな思いでしょうか。
I それは「馬鹿にされた」でもいいし、「わかってもらえない」でもいいですね。「ほめてもらえない」とかね。
A ということは、特に言葉をきちんと当てはめなくてはいけないわけではないんですね。
I そうですね。ここで、一色先生が「〜してもらえない」とか、「〜された」という言葉で感情を表しているのは、実は、コントロールできない怒りは被害者意識から来るからなんです。
A 怒りは全部、被害者意識から来ているんですか?
I いいえ。そういう怒りではないときもあります。たとえば軍隊で、軍曹が部下を怒鳴って訓練するというのは、被害者意識ではないし、後に残りませんよね。コントロールできています。ですから、これは悪い怒りではありません。
どうしても怒りが収まらず、いつまでも悔しい気持ちが残って、自分がコントロールできないというのは、自分にはなにもできない、相手がなにかをすべきという執着が生じているからです。謝って欲しいとか、やってほしいとか。それを相手がなにもしないとき、被害者意識が生じるんです。
A ああ、なるほど。わかりました。だから、子どもの頃の火種が関係しているんですね。
今の怒りが子どもの頃の怒りと関係しているというのは、最初はよくわかりませんでした。子どもの頃は、親にやってもらえないとか、まわりにひどいことをされたって怒っていますものね。そして、恨みますよね。結局、子どもの頃と同じような感覚が出て来て、腹が立っているということなんですね。
I そうなんです。脳の中で同じ反応を続けると、それだけ感情の反応が自動操縦になってしまって、コントロールできなくなるんです。子どもの頃から同じ感情を続けていると、反応しやすくなりますね。
ここでは、一色先生が「腹が立ち出来事を引き寄せている」って言っていますよね。端から見ていて、よくトラブルがある人っていませんか?
A います。います。トラブルがよくある人って、確かにいますよね。何でこの人ばかり、という印象です。駐車場の出来事の話も、端から見ると、この人はいつもこんなトラブルを引き寄せているな、という気がしますね。確かに。
I 私たちは、生まれたときは同じ条件かもしれませんけど、心の奥に怒りがあると、相手の言葉の受け取り方が違うし、それがどんどん積み重なっていくと、今度は態度や表情に表れますよね。こうして、腹が立つできごとを引き寄せていきます。
(続く)
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